摂食障害は、結構根気の要る病気で、長い期間通院が必要となる事もあり、金銭的にも負担が大きいと思います。
そんな時には、自立支援医療を利用して下さい。
通院医療費公費負担制度ともいう制度で、精神科や心療内科、神経科に通院する患者さんが、きちんと継続して治療を続けられるように、通院費の自己負担分を減額してくれる制度で、原則として医療費の1割負担となります。
一定所得以上の人は対象となりませんが、世帯の所得水準などに応じて、ひと月当たりの負担の上限制度が設定されています。
低所得世帯では、ひと月の医療費負担に上限が設定してあり、自己負担が1割よりもさらに軽減される場合もあります。
また、低所得世帯の方だけではなく、医療費を払える能力があっても、継続的に相当額の医療費負担が生じる人々にも、ひと月当たりの負担額に上限額を設定するなどの負担軽減策があります。
申請の窓口は市町村で、有効期限は1年間、1年毎に手続きをして更新する事が出来ます。
摂食障害の深刻さについて、このような制度がある事でも、少しはご理解いただけたでしょうか?
単に病気を治すのではなく、困った事を克服する事によって、自分が生きている意味をしっかりと受け止めて、これからの進歩の糧として下さる事を願っています。