まだ小さな子供が夜寝ている時に布団のなかにおしっこをしてしまう。
これは小さいお子さんがいるご家庭であれば経験のあることだと思います。
おねしょと呼ばれ、ごく普通に小さいお子さんが経験することです。
おねしょと同様に使われる言葉に夜尿症というものがあります。
同じ症状を指す言葉なのですが、言葉を使用を分けるのは対象年令です。
小学校に入学する以前のお子さんがするものをおねしょと言って、小学校以降の年齢になったお子さんがするものを夜尿症と言います。
6歳以降になったお子さんが、いつまでも夜寝ている間に布団におねしょをしてしまうようであれば、>薬などを使用して治療する必要が出てきます。
夜尿症は病気の一種なので、お医者さんに看てもらって適切な治療が必要になるのです。
おねしょはもともと身体の発達と密接な関係があり、2歳から3歳くらいになると
膀胱が発達していきますので、おしっこを膀胱に溜めることが出来る量も増えていきます。
4歳から5歳にもなれば、膀胱の発達もかなり安定しますので、8割くらいの子供は
おねしょをしなくなるものです。
しかしながら、この膀胱が発達した段階でもおねしょを続けるようであれば、
身体の生理的な発達が遅れている可能性もあります。
遺伝的な要因なども考えられるので、病院での検査などが必要です。