大人の夜尿症 病院での治療

大人の夜尿症は泌尿器科での受診となるのですが、泌尿器科での診断方法は、睡眠時にオムツをしてもらいおねしょをどれだけしているのか、尿の量を測定します。

それで夜尿症のタイプが判別できるのです。

この夜尿症のタイプには3つあります。

大量の尿を漏らしてしまうの「多量遺伝型」

少量の尿を漏らすの「排尿機能未熟型」

両方の「混合型」

に分けられます。

大人の夜尿症の場合、少量の尿を漏らす「排尿機能未熟型」であるケースがほとんどのようです。

この診断結果を元にして、その原因を調べて、治療薬の投与などが行われます。

尿を膀胱にたくさん溜めることができない膀胱機能未熟型の夜尿症には、パップフォーボラキスといった尿失禁治療薬が処方されます。

ホルモン量が少ないために尿の量が多くなる低浸透圧性多量遺尿型の夜尿症には、イミプラミンアミトリプチリンといった三環系抗うつ剤が処方されます。

これらの治療薬を使用した場合、口が乾いたり、目が乾いたり、排尿困難などの副作用が起こるケースもあります。

大人の夜尿症は誰にも言えない家族だけの秘密にされ、本人と家族にとって、それは深刻な悩みとなります。

寝るのが恐い、旅行に行けない、などの悩みになるのですが、病院で診断してもらい
適切な薬などでの治療によって改善されます。