夜尿症は、子供だけがなるものではなく、大人になってからでも夜尿症を起こす
場合もあります。
大人の夜尿症は、一次性と二次性のものがあると言われています。
子供の頃からのおねしょ、夜尿症が改善できずにずっと続いているものを一次性の夜尿症と言います。
5歳以上の年齢で夜尿症の症状が出る場合や一度は完治していた夜尿症が半年から1年以上の間隔を開けて再び夜尿症になってしまう場合を二次性の夜尿症と言います。
大人の夜尿症に困っている方の8割程度が一次性の夜尿症であるとされています。
成人してから夜尿症になってしまう二次性夜尿症の人は2割程度と少ないのですが、
長い間症状が改善されず、悩んでおられる方もたくさんいます。
子供のおねしょや夜尿症が膀胱などの身体の発達不足が原因なのに対して、
大人の夜尿症の場合には、精神的なものが原因となる場合が大半です。
大人になって発症する夜尿症の原因は、精神的なストレスである場合がほとんどです。
特に二次性の夜尿症の場合には、その原因が心因性であることがほとんどです。
人間関係や仕事でもストレスなどが溜まってしまい、自律神経に影響を与えます。
異常をきたした自律神経が原因となり、夜尿症という症状になってしまうのです。
大人の夜尿症の原因でこのようなストレス以外で考えられる原因は、糖尿病や膀胱周辺の臓器の疾患があります。
男性であれば、前立腺の炎症によって、夜尿症を起こしている場合もあります。