摂食障害の治療方法と私の経験

摂食障害の治療は、カウンセリングからスタートします。

個人精神療法とも言い、主に医師や臨床心理士などの資格を持ったカウンセラーと1対1で行われます。

カウンセリングを重ね、患者さん自身が病気を治そうという意欲を高めたり、摂食障害の裏にある心の問題に気付いたりして、心の中を整理し、さまざまな悩みや問題に対していく事を主な目的としています。

拒食症の人は、「治りたくない」「痩せていたい」と心の底では思っていたり、「少しでも食べればものすごく太る」と思い込んでいたりする場合が多いので、医師によってその誤解を正す心理教育が行われ、病気を治そうという方向へ気持ちを持って行きます。

過食症の人も「このまま治らないのではないか」という諦めの気持ちを、「いつかは治る、治す」という事を信じ、前向きに考えられるよう促して行きます。

誤解を正し、気持ちを前向きにすると同時に、拒食も過食も、正しい食生活が出来るよう食事指導も行われ、信頼関係が築けた頃には、病気の背景にある心の問題について話し合います。

摂食障害の治療方法には、行動制限療法というものもあります。

主に拒食症の患者さんに用いられる事が多い治療法で、食事の量と行動範囲を一定の範囲内に制限するプログラムの事です。

私は、以前は非常に体型を気にし過ぎて脅迫的になり、その事が原因で摂食障害をもってました。

一番の悩みで、劣等感に苛まれてましたので、痩せようともがけばもがくほど太っていくように感じました。

友人からも、食う量はふつうか少ないぐらいなのにねと言ってくれてたのにです。

そんな私自身、摂食障害が治らないのは…

・病気になったのは親が悪い。
・病気は医者が治してくれる

と、今を思えば自分勝手な考えをしてました。

人のせいにすることで、自分と向き会うことをしません。

病院やカウンセリングに行けば、先生が治してくれると思い、自分から何も変化を起こさない事には、
治るのもの絶対治らない
のです。