摂食障害の治療法
摂食障害は、心の治療と、場合によっては身体の治療も必要です。
しかし、拒食症も過食症も、自分は病気ではない、病院は必要ではない、等と思って病院へ行きたがらない事が多いので、まずは本人に摂食障害である事を自覚させなければなりません。
しかし、家族同士で注意を促しても、感情的になったり、症状を隠すようになったりするので、専門の医師から、例えば拒食症の場合は、客観的に痩せすぎである事、このまま痩せが進めば危険である事などを本人に説明して貰う事の方が、本人も理解し易くなります。
そんな理由からぜひ病院治療をおすすめします。
また、病院治療は摂食障害患者さんを持つご家族にとっても大変良い事だと思います。
摂食障害の病院
摂食障害の治療は内科、診療内科、精神科で行っていますが、どの病院にも専門医がいるわけではありません。
例えば、拒食症で身体が衰弱している場合には、まず内科で点滴を受けるなどして栄養状態を改善する事が先なのです。
内科で身体の状態を見て貰いながら、摂食障害の治療を行っている病院や科、施設などを紹介してくれると思います。
身体症状が無い場合は、心療内科の方がいいでしょう。
心療内科や精神科を受診して、心のケアも受ける事です。
心の問題を解決しない限り、摂食障害の根本的解決にはつながりません。
15歳以下の場合は、まず小児科を受診して見てもいいと思います。
病院によっては「思春期外来」や「児童精神科」を設けている病院もあります。
近くに良さそうな病院が無い場合や、どこへ行けば良いのか不安な場合には、現在住んでいる地域の精神保健福祉センターや保健所の窓口で相談して見ると良いと思います。
市の広報誌やHP等で告知して、無料相談日を設けている事もありますので、摂食障害の治療を積極的に行っている病院や施設を教えて貰えます。