新規事業を立ち上げて成功するかは、
五つの要因から儲かる業界かどうか分析する
収益性分析が重要になってくる。
五つの力とは
1.業界内の既存企業の競争
2.代替品の脅威
3.新規参入の脅威
4.売り手の交渉力
5.買い手の交渉力
1.業界内の既存企業の競争
激しさの要因1
競争業者の数、規模とパワー
競争業者の数が増えると値引き合戦になり、
儲からない
また同程度の規模であっても、
儲からない
激しさの要因2
業界の成長率
業界全体の売上が伸びれば、成長してる業界
減少してたら、成長してない業界
業界の成長率と
業界内の既存企業の競争
激しさの要因3
差別化の程度
例えばビックカメラとヨドバシカメラの
激しい値下げ競争
なぜか?
商品の差別化できてないから
オリジナリティの高い商品あれば、
値下げしなくても買ってくれる
2.代替品の脅威
レコードにはCD、そしてデシタルプレイヤーと配信
プリクラにはカメラ付き携帯など
扱ってる商品の代替品が現れるかは、
業界を分断する非常に重要なポイント
代替品を見つけるには
→現在の商品と同じ機能を果たしうる商品を探していく
ただ何が代替品なのか見極めるのは難しい
3.新規参入の脅威
投資の規模で参入しやすいかどうか
多額の投資が必要な業界は、
新規参入の脅威は小さい
新たに事業を始めるなら、
新規参入の脅威が少ない業界を選択する
新規参入があまりない業界は、
規模の経済性や経験効果が機能してるので、
圧倒的な不利
不利な状況を打破するために、
市場のセグメンテーションとやポジショニング分析を行って戦略を考える。
4.売り手の交渉力
交渉力とは、
売り手にとって、
代替品が少なく、
商品売り先の選択肢が多い状態を指す。
売り手の交渉力が強いと、
あまり儲からない
売り手→仕入先
仕入先の交渉力が強いと、
安く仕入れられない
例えばアップルコンピューター
売り手の交渉力の強弱が、
新規参入する目安となる。
要因1
売り手の販売量と買い手の購入量の関係
要因2
売り手の製品の差別化の程度
要因3
スイッチングコストがどの位かかるか
例えば、
携帯電話の乗り換えは、
縛り期間内では、違約金取られるので、
スイッチングコストが高くなる
→売り手の交渉力が強い
ティッシュは
違うティッシュの変えやすい
→売り手の交渉力が弱い
5.買い手の交渉力
買い手→お客さん
買い手の交渉力、つまり選択肢が多いと、
儲からない。
参入するなら、
買い手の交渉力が弱い業界に参入すれば儲かる。
つまり購入する時の選択肢が少なく商品を持ってたら良い。
例
ペットボトルのお茶は、
たくさんあるから
お客さんの交渉力が強い
→あまり儲からない
鉄道
それしかないから利用するしかない
お客さんの交渉力が弱い
→儲かる
→お客さんの選択肢が多いから少ないかで交渉力の強弱が決まる
強弱の要因1
売り手の販売量と買い手の購入量の関係
強弱の要因2
売り手の製品の差別化の程度
強弱の要因3
スイッチングコストがどの位かかるか
どういう時に五つの力を使って、
分析すれば良いか?
・新規事業の立ち上げに活用
・事業の多角化戦略に活用
プロダクトライフサイクルで分析
儲かる業界かを五つの力で分析
・自社が属する業界の現状分析に活用